これって「脈あり」ですか?片想い相手とのLINE【LINE事件簿 #173/脈ありLINE 1】
連載
LINE事件簿
恋愛・職場・家族間トラブルまで、日常で起きる事件の発端になりうる“LINE”。そんなLINE事件簿のエピソードを、LINE探偵が紹介します。
どうも、LINE探偵です。
僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。
LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?
そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「脈ありLINE」をみなさんにご紹介します。
今回の依頼人は、今年大学を卒業して、文房具メーカーにお勤めの真綾さん(仮名・23歳)。真綾さんには、大学の同級生でずっと想い続けている智也くん(仮名・23歳)という男友達がいます。
智也くんは、流通業界の大手企業に就職したため非常に忙しく、なかなか会う機会がありません。そこで、真綾さんはなんとか繋がっていたいという気持ちで毎日LINEを送り、やり取りをしているそうです。
「探偵さん、これ、以前智也くんとやり取りしたLINEなんですけど、ちょっと見てもらえますか?」
はい。見てみましょう。
「このあとも何回かやり取りはしたんですけど……。いつもこんな感じのなんてことない会話で、お互いの近況を確認するんです」
いいじゃないですか!お互いとっても自然な雰囲気で、いい感じだと思いますよ。
「そうですか?智也くん、流通業の営業職だからとにかく忙しいみたいで、大体土日のどっちかは出勤で、この時も日曜だったんですけど、結局家で寝て1日が終わっちゃったみたいです」
特に、新人さんは新しい仕事を覚えなきゃならないから大変でしょうね。
「本当は会いたいし、一緒にどこかに遊びに行きたいんですけど……。忙しそうだし疲れているみたいなんで、せめてLINEだけでもと思って」
真綾さんは優しいですね。でも、本当にいい感じだと思いますよ。智也さんには想いを告げていないんですか?
「そんなの絶対無理ですよ!智也くんモテるし、私なんか……。きっとただの友達としか思ってないです。でも智也くん、私が悩んでいたり困っていたりすると、いつも声をかけてくれるんです」
そうですか!ほら、やっぱり智也さんも真綾さんのこと……。
「いやいや、じゃあ、探偵さんはこのLINE見て『脈あり』だと思いますか?」
はい。会話の中にある2人の空気感がもう付き合っているように感じられますから。
「えっ!?ほんとうですか~?お世辞でしょ。もう探偵さんはお上手ですね。そうですかぁ。えへへ……。でも、そういってもらえると嬉しいです。じゃあ、また来ますね」
そういうと真綾さんは嬉しそうな顔をして帰っていきました。訪ねてきた時より晴れやかな表情になっていました。
しかし、僕はお世辞を言ったつもりはなく、本当にそう感じたからいったのです。もう少し自信を持ってもいいと思うのですが……。
このあと、真綾さんはちょくちょく訪ねて来てくれることになります。
連載「LINE事件簿」は毎日更新中!
(LINE探偵)
※LINE事件ご提供者本人の許可を得て掲載しています
※個人が特定されないよう、名前や内容は一部変えています
僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。
LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?
そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「脈ありLINE」をみなさんにご紹介します。
「脈ありLINE」その1
今回の依頼人は、今年大学を卒業して、文房具メーカーにお勤めの真綾さん(仮名・23歳)。真綾さんには、大学の同級生でずっと想い続けている智也くん(仮名・23歳)という男友達がいます。
智也くんは、流通業界の大手企業に就職したため非常に忙しく、なかなか会う機会がありません。そこで、真綾さんはなんとか繋がっていたいという気持ちで毎日LINEを送り、やり取りをしているそうです。
「探偵さん、これ、以前智也くんとやり取りしたLINEなんですけど、ちょっと見てもらえますか?」
はい。見てみましょう。
「このあとも何回かやり取りはしたんですけど……。いつもこんな感じのなんてことない会話で、お互いの近況を確認するんです」
いいじゃないですか!お互いとっても自然な雰囲気で、いい感じだと思いますよ。
「そうですか?智也くん、流通業の営業職だからとにかく忙しいみたいで、大体土日のどっちかは出勤で、この時も日曜だったんですけど、結局家で寝て1日が終わっちゃったみたいです」
特に、新人さんは新しい仕事を覚えなきゃならないから大変でしょうね。
「本当は会いたいし、一緒にどこかに遊びに行きたいんですけど……。忙しそうだし疲れているみたいなんで、せめてLINEだけでもと思って」
真綾さんは優しいですね。でも、本当にいい感じだと思いますよ。智也さんには想いを告げていないんですか?
「そんなの絶対無理ですよ!智也くんモテるし、私なんか……。きっとただの友達としか思ってないです。でも智也くん、私が悩んでいたり困っていたりすると、いつも声をかけてくれるんです」
そうですか!ほら、やっぱり智也さんも真綾さんのこと……。
「いやいや、じゃあ、探偵さんはこのLINE見て『脈あり』だと思いますか?」
はい。会話の中にある2人の空気感がもう付き合っているように感じられますから。
「えっ!?ほんとうですか~?お世辞でしょ。もう探偵さんはお上手ですね。そうですかぁ。えへへ……。でも、そういってもらえると嬉しいです。じゃあ、また来ますね」
そういうと真綾さんは嬉しそうな顔をして帰っていきました。訪ねてきた時より晴れやかな表情になっていました。
しかし、僕はお世辞を言ったつもりはなく、本当にそう感じたからいったのです。もう少し自信を持ってもいいと思うのですが……。
このあと、真綾さんはちょくちょく訪ねて来てくれることになります。
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(LINE探偵)
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※個人が特定されないよう、名前や内容は一部変えています
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この記事を書いたライター
LINE探偵
30代既婚者。これまでに100人以上のLINEに関する相談を受けたことがある。その内容は、恋愛/家族/セクハラ/浮気などさまざま。
今日も次々と僕の元へ寄せられるLINEのトーク履歴をみんなでチェックして行こう!