【おすすめ小説】「水たまりで息をする/高瀬隼子」ある日、夫が風呂に入らなくなった

みなさん、こんにちは!
MOREインフルエンサーの乾ひかりです。

今回は高瀬隼子さんの小説、「水たまりで息をする」を紹介したいと思います*
「水たまりで息をする」のあらすじ
ある日から夫が風呂に入っていないことに気づいた衣津実。

ペットボトルの水をかけるなど、懸命に夫の清潔を保とうとするも上手くいかず、やがて夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。

日に日に悪臭は増し、会社を辞める事態となった。その後、田舎に移住するも、悲劇は起こる。
「水たまりで息をする」を読んだ今日のコーデ
「水たまりで息をする」の表紙のような、淡いピンク色のシャツワンピースを*
シャツワンピース.pink./BLANC 19800円「水たまりで息をする」の感想
優しさがゆえに会社で軽んじられ、入浴しなくなった夫・研志とその妻・衣津実。ふたりへの社会からの風当たりは強く、現代の生きづらさが描かれた物語。

研志のように狂う人も、衣津実のように狂うことができない人も辛く、苦労していない人なんていない。この本は私に周りの人を理解しようと思うきっかけをくれました。

また、衣津実は強い意志ではなく、結婚した方がいいから結婚を選択し、夫婦は一緒にいた方がいいから一緒にいる選択するような生き方をしてきた人。だけどその生き方も間違いではないことが描かれているところに強く共感。

実際に彼女の夫に対する揺るがない愛情は、私はここまで人を愛せるのだろうか? と考えてしまうほど美しく、尊敬に値するものでした*

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