【男の本音】恋愛と結婚は別?同じ?付き合っている彼氏が何を考えているか解明♡

彼のことが好きだから今すぐにでも結婚したい、などと言う女性がいますね。例えば就職して3年経ったら今の彼氏と結婚したいと言いますね。でも男性でそういう人って少ないと思わないですか?「俺は彼女のことが好きだからすぐにでも結婚したい」……こんなことを言う男性って少ないと思いませんか?それはなぜなのでしょうか?今回は、男性にとって恋愛と結婚は別?同じ?というテーマについて、一緒に考えてみたいと思います。


目次

男性にとって恋愛と結婚は同じ?別?


彼女のことが好き=すぐに結婚というわけではない


彼女のことが好きだからすぐにでも結婚したいと言わない彼氏とは、彼女のことがさほど好きではない彼ということでしょうか?いいえ、そんなことはありません。彼は彼女のことが好きなのです。

ではなぜ、彼は彼女と結婚したいと言わないのでしょうか?今すぐでなくとも、例えば3年後に君と結婚したいとか、5年後に結婚したいとかと言えばいいと思いますよね?

実は男性は、自分がどう生きていくといいのかという問題に決着がついたときに、結婚したいと率直に言うのです。つまり、すぐにでも結婚したいとか3年後に結婚しようなどと言わない彼氏とは、自らの生き様が定まっていない、どう生きるといいのか迷っているということなのです。

自分の理想と現実とのギャップ


女性の中にも、そのような人がいますね。例えば、大学4年生のときに「25歳になったら彼氏と結婚するんだ。就職して何年か経つと、有給休暇もそれなりに取れるし、育児休暇も認められるから」と言う女性がいる傍で、そう言わない女性がいますね。

彼女も実は、自分がどう生きていくといいのかについて迷っているのです。むろん、彼氏のことは好きだから「いつか彼氏と結婚したい」と思っているんですよ。でも、自分がどのような仕事に向いているのかがわからないと彼女は悩んでいたり、やりたい仕事が例えば国連の職員など、どうすればなれるのかイマイチよくわからないような仕事である場合、彼女は自分の理想と現実とのギャップをどう折り合わせるといいのかがわからないゆえ、混乱しているのです。男性もそれと同じです。

22歳や25歳くらいで「自分はこう生きる」というのが確立されている男性は少数で、たいていの男性は生き惑っています。あなたが彼の彼女として、「彼はしっかりしているから、そんなふうに生き惑っていないはず」と思っても、実は彼は迷っているのです。自分の人生に対して不安を抱いているのです。自分のめんどうも見られない人が、どうして他人と結婚して、他人の人生に責任を負いたいと思うでしょう?普通は思わないでしょ?だから彼は、彼女のことが好きでも結婚しようとは言わないのです。

恋愛と結婚、年齢はどのように関係してくる?


40歳をすぎて結婚する男性の本音


40歳をすぎてはじめて結婚する男性もいますね。そういう男性は、社会的に成功していたら特にお金を持っているし、かっこいいしわりとモテてきました。

でも彼の本音は、モテるとかモテないとは全く別のところにあります。すなわち、自分なりに納得のいく仕事ができるようになったときが、自分の生き様を確立できるスタートラインだと考えているのです。彼は40歳をすぎてやっと、自分なりに納得できる仕事ができるようになりました。すなわち、自分のめんどうと他人のめんどうを見て、それらに責任を負える立場になりました。だから彼は40歳をすぎて初婚なのです。

いくつになれば結婚を考えられるか


男性は何歳くらいになると結婚を考えられるようになるの?という女性の質問に答えるなら、何歳ということではなく彼が自分の生き様に自信を持てるようになった時、というのが答えです。それが25歳の人もいるでしょう。もっと若くて20歳という男性もいるでしょう。30歳かもしれないし、「不惑にして惑わず」の40歳かもしれません。とにかく、自分の生き様に自信を持てるようになったときに男は「よし、この彼女と結婚しよう」と明確に思うのです。

「この彼女」が料理もできない、掃除も下手という女性であっても、それは関係ないのです。彼は「自分の生き様に自信を持てるようになったとき、おれは結婚する」と決めているし、その決意だけが彼を実際に結婚するという行為に向かわせるのです。

男性にとって恋愛とは「修行」


結婚までの人格形成のための修行


男性にとって恋愛とはどのような営為なのでしょうか。女性は恋愛に対して「キラキラ」とか「ラブラブ」を求めますよね。そのような恋愛を「いいもの」と思っていますよね?

男性ももちろんそう思っていますが、それだけではないのです。先に言ったとおり、男性にとって結婚とは自分の生き様に自信を持てたあかつきにできること、です。必然的に男性にとって恋愛とは、実は自分の生き様に自信を持てる自分をつくる営為なのです。簡単に言えば、男性は恋愛を人格形成のための修行と捉えているのです。なぜなら、自分の生き様が定まっていないから。

結婚とは恋愛の延長線上にある


女性にも生き様が定まらず、それゆえ「自分探し」をしている人がいますね。そのような女性に対しても、男性は「女性ってしっかりしてるなあ。どう生きていくといいのかがわかってそうだなあ」と思うのが男なのです。なぜなら、「愛がある世界」を自分よりよく知っていると彼は感じるからです。男性は、愛がある世界こそが自分が目指すべき場所だと知っています。がしかし、男ひとりでそこを目指せないとわかっています。愛がある世界それ自体を、「女性が持っているもの」だと思っているからです。

ここで1つ注意しておきたいのは、女性の自己評価は関係ないということです。女性が例えば「わたしは恵まれない家庭で育ったから愛なんて持ってないし」と思っているとしても、男性は「女性=愛がある世界を持っている=そこに行くと自分は幸せになれる」と思っているのです。だから、「そこ」を目指し「そこ」に終生安住できる自分をつくるべきだと彼は考えているのです。だから、恋愛とは彼にとって修行なのです。修行の結果、彼は「愛がある世界」すなわち結婚生活に入ります。そのため男性にとって結婚とは恋愛の延長線上にある、といえるのです。

本当の恋愛とは一体なんなのか


ネットの恋愛コラムって、こういうふるまいをしたら彼に振られるとか、反対にこうすればラブラブになれる、などといったことがよく書かれていますね。対照的に、みなさんが読んだり見たりする恋愛小説や映画って、そういうことを描いていることが少ないはずです。

彼となぜか目標とするところが違ってきたから、なんとなく雰囲気が悪くなって別れた、とか。30歳で彼と結婚する予定だったのが、なんとなくお互いの理想とする生き様が違ってきて、結局29歳で別れた、とか。男女お互いの生き様の違い(生き様がもつ温度感や湿度感、スピード感の違い)が、別れたりくっついたりする要因になっていることが多いですね。なぜなら、恋愛や結婚って、本当はそういうものだからです。生き様抜きに恋愛や結婚を語ることはできない。これが今回の結論です。

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(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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