なぜ!?脈ありから一転の「脈なし」情報【LINE事件簿 #175/脈ありLINE 3】
連載
LINE事件簿
恋愛・職場・家族間トラブルまで、日常で起きる事件の発端になりうる“LINE”。そんなLINE事件簿のエピソードを、LINE探偵が紹介します。
どうも、LINE探偵です。
僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。
LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?
そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「脈ありLINE」をみなさんにご紹介します。
新社会人の真綾さん(仮名・23歳)は、大学時代からずっと好きな同級生の智也くん(仮名・23歳)と毎日LINEでやり取りをしていい感じなのですが、自分に自信が持てず、告白できずにいます。
LINE探偵の僕から見ても、そのLINEの内容は「脈あり」だと思い、真綾さんの背中を押していたのですが……。ある日。真綾さんがすごい剣幕で僕の事務所へやってきました。
「探偵さん、ひどいじゃないですかっ!私のことをからかっていたんですかっ?」
真綾さん、とりあえず落ち着いてください。どうしました?
「どうもこうもないですよっ!これ見てくださいっ!」
「同級生の早紀(仮名・23歳)からのLINEです。“智也くん、今は彼女を作る気がない”って!探偵さん、言いましたよね?自信持っていいって。いい感じだって。全然話が違うじゃないですかっ!」
うーん、これを見るとそうみたいですね。でも、これは間違いない話なんでしょうか?智也くんには確認しましたか?
「智也くんには確認していませんけど。でも、友達の早紀が嘘を言うはずないですよ。私が智也くんに変に期待してLINEしているとかわいそうだと思って教えてくれたんですよ、きっと」
そうなんですかね?でも、僕は本当に真綾さんと智也くんのLINEから心の繋がりのようなものを感じたのですが……。
「もういいです。やめてください。結局探偵さんは、私が喜ぶようなことを適当に言っておけばいいと思ってたんでしょ?ひどいですよ、嘘つきじゃないですかっ!」
混乱させる事態になって申し訳ありません。それはお詫びします。しかし……。
ひとつだけ聞いてください。僕は真綾さんをからかったり、適当に言っておけばいいなどと思ったりしたことはありません。LINE探偵として、それだけは断じてありません。信じてください。
「……今年のクリスマスは1人で過ごします」
そう言うと、真綾さんは目に涙を浮かべたまま事務所をあとにしました。僕はいたたまれない気持ちになりました。
しかし、どうしても早紀さんの証言が腑に落ちませんでした。
連載「LINE事件簿」は毎日更新中!
(LINE探偵)
※LINE事件ご提供者本人の許可を得て掲載しています
※個人が特定されないよう、名前や内容は一部変えています
僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。
LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?
そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「脈ありLINE」をみなさんにご紹介します。
「脈ありLINE」その3
新社会人の真綾さん(仮名・23歳)は、大学時代からずっと好きな同級生の智也くん(仮名・23歳)と毎日LINEでやり取りをしていい感じなのですが、自分に自信が持てず、告白できずにいます。
LINE探偵の僕から見ても、そのLINEの内容は「脈あり」だと思い、真綾さんの背中を押していたのですが……。ある日。真綾さんがすごい剣幕で僕の事務所へやってきました。
「探偵さん、ひどいじゃないですかっ!私のことをからかっていたんですかっ?」
真綾さん、とりあえず落ち着いてください。どうしました?
「どうもこうもないですよっ!これ見てくださいっ!」
「同級生の早紀(仮名・23歳)からのLINEです。“智也くん、今は彼女を作る気がない”って!探偵さん、言いましたよね?自信持っていいって。いい感じだって。全然話が違うじゃないですかっ!」
うーん、これを見るとそうみたいですね。でも、これは間違いない話なんでしょうか?智也くんには確認しましたか?
「智也くんには確認していませんけど。でも、友達の早紀が嘘を言うはずないですよ。私が智也くんに変に期待してLINEしているとかわいそうだと思って教えてくれたんですよ、きっと」
そうなんですかね?でも、僕は本当に真綾さんと智也くんのLINEから心の繋がりのようなものを感じたのですが……。
「もういいです。やめてください。結局探偵さんは、私が喜ぶようなことを適当に言っておけばいいと思ってたんでしょ?ひどいですよ、嘘つきじゃないですかっ!」
混乱させる事態になって申し訳ありません。それはお詫びします。しかし……。
ひとつだけ聞いてください。僕は真綾さんをからかったり、適当に言っておけばいいなどと思ったりしたことはありません。LINE探偵として、それだけは断じてありません。信じてください。
「……今年のクリスマスは1人で過ごします」
そう言うと、真綾さんは目に涙を浮かべたまま事務所をあとにしました。僕はいたたまれない気持ちになりました。
しかし、どうしても早紀さんの証言が腑に落ちませんでした。
連載「LINE事件簿」は毎日更新中!
(LINE探偵)
※LINE事件ご提供者本人の許可を得て掲載しています
※個人が特定されないよう、名前や内容は一部変えています
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この記事を書いたライター
LINE探偵
30代既婚者。これまでに100人以上のLINEに関する相談を受けたことがある。その内容は、恋愛/家族/セクハラ/浮気などさまざま。
今日も次々と僕の元へ寄せられるLINEのトーク履歴をみんなでチェックして行こう!